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文化・芸術

2016年9月 4日 (日)

1年前プレイベント

来年2017年に開催される

第32回国民文化祭・なら2017  /  第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会

の1年前プレイベントに、奈良県文化会館へ行ってきました。

https://nara-arts.com/shobunsai2017/



このところ、奈良市を中心として文化的な催しに積極的な奈良県。




当初は、行政・関係者主導でのイベント的なニュアンスがありましたが、

少しづつ一般庶民が足を向けたくなる方向にすすんでいるように感じます。

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今回の内容は、

第一部が作家の五木寛之さんによる講演


明治と昭和にはさまれあまり話題にされない大正天皇の話。

文化人としてのお人柄や、時代背景など繰り返し語っておられました。





第二部は、作曲家の新井満さんと荒井正吾奈良県知事とのトークセッション。

このイベントのために作曲されたイメージソング・思いを込めた歌詞構成。

おふたりのゆったりとしたテンポで会話がすすみ、



イメージソング ~1~

「 やまとし うるわし 」 






親しみやすく、歌い易い楽曲。

合唱曲にアレンジされても良いかと思いました。

個人的には、加山雄三さんのイメージがわいてきました。




イメージソング ~2~

古今東西の歌人・俳人たちの代表作があつめられた歌詞。

古事記・万葉集~現代の歌人・俵万智さんまで

十二首の奈良にまつわる作品で構成された楽曲。




この題名が気に入りました。


千年のかくれんぼ





なら” は “ 文化 ” がお似合いと思います。





文化会館前に展示されていた「せんとくん号」

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2016年7月10日 (日)

不揃いの木を組む

奈良女子大学で開催された、

「 奈良の木の匠養成塾 」 の講義に行ってきました。

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講師は、私の尊敬する宮大工棟梁 

小川三夫

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200名位入る教室は満席。

若い職人さん、それとみてわかるベテランの職人さん

大学の授業の一環なんでしょうか、若い女性の姿も目立ちました。


小川氏は、10時の開講前から教室で道具の設営やスタッフとの簡単な打ちあわせ、

ごく普通の服装で、現場にいくかのように腰にタオルをぶら下げておられ、

なにげない仕事の段取りや、ご本人の飾らないお人柄が拝見できました。


講義は約90分で、時間の大半は弟子を育てる人づくりの話。


よくあるセミナーのような、教育とはこういうもんだ・・・! とういうような話は微塵もなく、

小川氏が、法隆寺の鬼と呼ばれた西岡棟梁のもとに弟子入りしたときの話や

若い人たちに普段の共同生活の中で接している様子を訥々と語ってくださいました。



私の座右の書の一冊に書かれてある内容を、ご本人から直接聴くことのできた講義。




感激しました。




改めて、もう一度また読み返してみようと思っています。




講義終了後に、持って行った本に直筆のサインをいただきました。

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小川氏がサインしてくださってる手をみて、失礼ながら思わず、



「 職人さんなのにものすごく綺麗な手をされてますね・・! 」



と私がいいましたら、 すぐに笑顔をもって





「 仕事してへんからや・・!」



本当に魅力のある方です。

2015年6月28日 (日)

西井康元と藍山会

この時期毎年恒例の

西井康元と藍山会の作品展示を魅せてもらいました。

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西井康元氏の作品はもちろん

昨年あたりからご子息の元洋氏の作品も多く展示され

藍染の特徴あるボカシの趣に、シャープなラインを強調された作品に、

はやくもご自身の作風が観られたように思います。


そしてまた、毎年目にする生徒さんのお名前。

藍染には素人目の私が観ても確実に何か進化を感じる作品の数々。

例年よりも、会場の藍の色合いに深さを感じました。





女性会員が大半で

実用的でおしゃれな製品が増えているのも今回の特徴でしょうか。

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29日まで、やまと郡山城ホール展示場で開催されています。


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2014年8月14日 (木)

其礼成心中 (それなりしんじゅう)

三谷幸喜が “ 文楽 ” に挑んだ笑いと人情にあふれた新作

其礼成心中(それなりしんじゅう)の公演を観にいってきました。

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曽根崎心中のパロディー版 『 其礼成心中 』


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出演は、竹本千歳大夫・豊竹呂勢大夫・鶴澤清介・吉田一輔ほか錚々たるメンバー。



文楽は、義太夫語り・義太夫三味線・そして人形遣いそれぞれが一体となって演じられ、

最初は、黒子の人形遣いと人形・語り・三味線と違和感が感じられるんですが、

気が付くとそれらは自然に消え、人形に感情移入。


人形が人間よりも人間らしくなっていく見事な芸術。

(生でないとこの良さは伝わらないとおもいます)



さてこの三谷作品。

本来の文楽にはないテンポと語り口調。


大阪弁まるだしで進められる三谷文楽は初めて見る人でもわかりやすく

随所に人情と笑いが絶えない作品で、英語の同時字幕も表示されていました。


普段、正式の・・? むずかし~~い顔をして語られる義大夫も、

「お前らそこで何してんねや」


「ちょい待ち、ちょい待ち」


「何すんねん、逆ギレか・・・」



こんな調子で違和感がありながらも、お客さんの反応が良いので

結構楽しんで演じられていたように感じました。



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開演前には三谷人形も登場し、会場の空気を三谷ワールドに演出。

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終演後はもちろんカーテンコール。



若い人形遣いの本当の顔も見え

実に楽しい、あっという間の二時間でした。

2014年6月27日 (金)

2014 西井康元と藍山会作品展

毎年恒例、藍山会作品展に行ってきました。(やまと郡山城ホール)

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許可をもらって、印象に残った作品を撮影。


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今年は例年に較べ、藍色のインパクトが強い展示。

手作りの小物雑貨作品も充実。

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郡山城をモチーフにした作品。

藍をベースに、夕日の朱色が映えます。


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息子さんの作品。


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淡い色合いで繊細な作品。

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年を追って、生徒さんの作品レベルが上がっているのが感じられます。

今回私のお気に入り。


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奥様の作品も展示。

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スポイトを使用された西井氏入魂の作品 (奥の画像)


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藍の深遠さが見事に表現された逸品。


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この作品展は、

6月30日(月)まで、やまと郡山城ホール展示室で開催されています。

2014年2月 1日 (土)

三井の晩鐘 ~邦楽器との饗演~

いずみシンフォニエッタ大阪 第32回定期演奏会

~ 邦楽器との饗演 ~

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いずみシンフォニエッタ大阪音楽監督で、作曲家の西村朗氏による 新・音楽の未来への旅シリーズ。



ロビーでのミニコンサートで雰囲気を作り

そしてこれも毎回楽しみ、開演前のステージでの西村氏のトークで始まった今回の演奏会。


指揮者の飯森範親氏がインフルエンザのため急遽この公演をキャンセル。


演奏された二曲とも作曲者自らが指揮、自作自演となった入魂の内容。






前半は、川島基晴氏が尺八の藤原道山氏のために書き下ろした委嘱新作・本邦初演の 『尺八協奏曲



曲は四部に分かれ

春の / 夏の / 秋の / 冬の

それぞれの題名には、藤原道山の名前の文字が組み合わされています。



4種の尺八を楽章ごとに使い分け、シンフォニエッタの若い名人とともに情景を描写。


邦楽界のスター・藤原道山さんのルックスと演出の効果も相まって、

日本の四季と自然を見事に表現した意欲作。

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(前半、開演前のステージ)




休憩中に、事前に配られた民話 『 三井の晩鐘 』 (原作:梅原猛 / 台本:石川耕士)を読んで始まった後半。


鶴澤清治(三味線・浄瑠璃作曲 人間国宝) 豊竹呂勢大夫(浄瑠璃) 


猿谷紀郎(作曲・指揮) いずみシンフォニエッタ大阪


天羽明惠(ソプラノ)


演出:岩田達宗





完成された芸術品、浄瑠璃三味線の絶妙な “間” そして “語り”


猿谷氏指揮、いずみシンフォニエッタ大阪の素晴らしい演奏

(弦楽器はもちろん、特にクラリネット上田希さんとパーカッションの伊藤さん・森本さんに拍手)



神々しい歌声で龍を演じたソプラノの天羽さん。

(私、自然に掌を合わせていました)





一時間におよぶ邦楽と西洋音楽による総合芸術。


いずみホールの森羅万象すべてを包み込む感動の舞台。

(良いことばが見つかりません)



鳴り止まない拍手に何度も呼び戻される出演者。





客席が明るくなり終演のアナウンスがながれても、しばらく席を立つことができませんでした。

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(後半、開演前のステージ)

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2013年6月27日 (木)

書と木彫 遊 土井一成展

吉野の杉・桧

木のぬくもり、木目を生かした - 書と木彫 遊 土井一成 展 - に行ってきました。

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許可を得て撮影させてもらった作品の一部を紹介します。



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~一期一会~

文字の彫りの深さに、作者のこの書に懸ける想いが伝わってきます。

額縁の、吉野杉の柾目の美しさが印象的でした。





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~至誠通天~




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~繁盛~




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~身心悦楽~




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~一生懸命~




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~先儀後利之栄~




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~夢~




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~人の喜びは自分の喜び~





会場に設営されていた、

実にすわりごごちの良い桧の丸太ベンチ
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~葱翠~




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~喜怒哀楽~





チェーンソーを使った作品

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~親和~

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~養気~

土井一成氏は、川上村で職業として林業に携わる傍ら

書と木彫の作品創りに日々取り組んでおられます。





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~養気~




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~山趣村情~





この個展を紹介してもらったアップルジャック小林氏の作品も賛助出展として展示

http://bontoro-gu.cocolog-nifty.com/onpu/2013/06/post.html

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~頑固一徹~

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~和顔愛語~




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石に彫り込まれた作品が一点。

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世界の石工 『 左野勝司 』 氏が、土井氏の書を刻まれた作品。

http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0528/

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なんとsign03 幸運にも、会場で左野氏ご本人にお出会いすることが出来ました。

すばらしい出会いもあったこの作品展。


土井一成展は、6/30(日)まで奈良県文化会館の展示室で開催されています。

(入場無料)

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2013年6月23日 (日)

西井康元と藍山会 本藍染作品展

毎年恒例の、藍山会の作品展(やまと郡山城ホール展示場)に行ってきました。

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今回は、25周年記念で 『藍のなごみ』 と題した作品展。


職業として、そしてお弟子さんとともに25年間“藍染”という文化・智慧を

発信され続けてこられたことに敬意を表します。

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今回の作品展では、実用的な商品も数々見受けられました。

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お弟子さんで、そして後継者として活動をはじめられたご子息である元洋さんの作品。


お城祭りのぼんぼりでしょうか、イメージと構図が素晴らしいと思います。

(早くも、師匠の康元氏とは違った個性が表れていると感じました。)

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康元氏の新作

藍の葉の葉脈までみえる繊細でやさしい作品。

(ご本人からもこの作品について熱く語っていただきました)
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左が康元氏、右が元洋さんの作品。

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『藍染』の文化。

信頼できる後継者も出来、伝統的な製法を守りながらさらに進化し続けておられる姿に

感銘を受けました。



(・・・余談ですが)

西井康元氏は、工房にたくさんの鳥を飼っておられることでも有名sign03

先日、関西テレビの朝の高視聴率番組『よ~いドン』で

となりの人間国宝さん 』に認定されました。

2013年3月24日 (日)

ホロヴィッツとの対話

三谷幸喜作・演出 「ホロヴィッツとの対話」の公演に行ってきました。

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http://www.parco-play.com/web/play/horowitz/

あのわがままで、歴史的な天才ピアニスト ウラディミール・ホロヴィッツ(段田安則)が

調律師フランツ・モア(渡辺 謙)の自宅で食事をするという設定。


モアの妻エリザベス(和久井映見)

ホロビッツの妻ワンダ(高泉淳子)


ぶっ通し2時間10分の舞台。


一瞬たりとも飽きることなく、楽しむことができました。


映画のイメージが強い渡辺謙が、舞台に復帰という興味もあったこの話題作。

四人の出演者を観て、改めて舞台役者の 『 すごさ 』 を再認識。



内容や役者はもちろん素晴らしかったんですが

わたしが今日一番興味をもったのが陰で演奏されていた 作編曲・Pf の

荻野清子さん。



三谷さんのアイデアでしょうが、

ホロヴィッツが 『まともな女性ピアニストはいない』 というくだりで、

影絵的に存在をアピールされていたところ。


その “一瞬”に彼女のお人柄 を感じましたhappy01



終演後の挨拶に役者と一緒に登場。



音楽的なセンスはもちろん、

いっぺんにファンになってしまいました。

2012年6月21日 (木)

西井康元と藍山会本藍染作品展

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毎年恒例の、西井康元と藍山会本藍染作品展に行ってまいりました。

(やまと郡山城ホール展示室)



今年のテーマは、『 縁 - en - 円 』



今年から弟子入りされた西井さんのご子息の初作品も展示され

会全体が例年より若返った明るい雰囲気がありました。


初日の天候はドシャ降りの雨にもかかわらず来場者は絶え間なく

藍染め作家西井康元氏も、いつも以上に若々しい表情で

それぞれの作品について熱く語ってくださいました。


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お許しをいただき撮らせてもらった作品のなかで

わたしのお気に入り

お弟子さんのK村さんの作品。 


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『 藍 』 の深み に魅入ってしまいました。





そして西井康元氏、の作品。

『 長岳寺石棺弥勒菩薩 』 

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昨年は上半身のみの作品でしたが、今年は入魂の全体像。

神々しい後光が印象的。

 

藍山(らんざん)会本藍染作品展


6月25日(月)まで、やまと郡山城ホール展示室にて開催されています。

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